股関節痛の方必見!股関節に負担かけない座り方とは?

この記事をみられているということは、

  • 「股関節痛」に悩んでいる。
  • 「変形性股関節症」と診断されている。
  • 歩き続ける、もしくは立ち続けていると、股関節が痛くなる。
  • 座る動作で股関節が辛い、座っていて立ち上がる際に股関節が痛む。
  • 股関節だけでなく、膝が痛い、腰が痛い、お尻が痛い、背中が痛い。
  • 股関節が原因で腰や膝が痛いような気がする
  • 股関節に負担のかかりにくい座り方はどうしたらいいかわからない、、。

などの悩みを抱えているのではないでしょうか?

股関節は人体の中でも最大の関節で、強靭な靭帯で守られている関節、カラダのバランスを取ってくれる大きな関節です。

つまり、人間が2足歩行で生活する中でものすごく重要な場所。

股関節に負担がかかって痛みが出ていたり、可動域制限が出ていると、どうなるでしょうか?

歩行の際に、自然と庇って歩いたり、バランスが崩れて、膝や背骨への衝撃が増え、腰やお尻、膝、背中、肩首と負担がかかる場所が必ず出てきます。

普段クライアントさんの症状をみていて、腰痛・坐骨神経痛・梨状筋症候群・分離すべり症・変形性股関節症・変形性膝関節症・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・首肩こり・頭痛・足底筋膜炎、、、、などなどの悩みを持っている方のカラダをチェックしていくと、股関節に負担をかけてしまっているのが起因でそれら症状を引き起こしている方も少なくありません。

長年抱えていた症状が、股関節の調整をすることでスーッと楽になることもあれば、股関節に負担のかかる座り方が習慣化しているのを修正してもらうことで、改善していくこともよくあります。

この記事では、股関節に負担をかけない座り方について動画とともに紹介していきますので、ぜひ参考にして症状改善のために役立ててください。

股関節はどんな関節?

「股関節ってそういやどんな関節なんだろう?」

あまり、股関節を意識したり、じっくり解剖図を見ることってまあありませんよね。
ざっくりどんな関節かだけ、説明しておきます。IMG_3809

これは、カラダの前からみた解剖図です。
薄緑色で丸く囲ったところが右の股関節を前から見た図になります。左の股関節は筋肉で覆われているのですが、筋肉を全部剥がすと、右の状態になるということですね。

股関節は骨盤と脚をつなぐ関節で、上半身の体重をここで支えますので大きな負荷がかかる関節です。そのため、関節を強靭な靭帯で横からも前後からも守られています。骨盤には受け皿(かんこつきゅう)があって、球体である太ももの骨の上端が受け皿にカポッとはまっています。

年齢とともに、軟骨がすり減っていくということは聞いたことがあるかもしれませんが、特に多いのが膝や指ですね。背骨に関しても聞いたことはあるかもしれませんね。

股関節は、年齢を重ねるとほとんどの方に変形などの問題が生じる訳ではないと言われていて、骨折や脱臼や大きなケガ、病気がなければ、他の関節に比べれば痛みなく正常に機能しやすいのが特徴になります。

股関節の役割は?

カラダに無数にある「関節」
関節には小さな関節もあれば、股関節や肩関節、ヒジ関節のような大きな関節もあります。

それぞれの関節にはそれぞれの機能があります。生活する上での役割といったところでしょうか。

th_2015821mn-140

 

例えばヒジ関節。大きな関節ですが、小さな関節で細かな動きができる手指関節を顔に近づけることができるのも、このヒジ関節が曲げ伸ばしをできるからです。もしヒジを曲げれないとどうでしょうか?想像してみてください。

顔に手をもっていくことは不可能ですよね?顔ももちろん、頭も歯も磨けません。

では、股関節はどんな役割があるでしょうか?
上半身の重み、つまり荷重がかかる股関節に大事な機能、生活上での役割は大きく3つあります。

  1. 痛くないこと
  2. 可動性がしっかりあること
  3. 安定性があること

この3つになります。

どういうことかというと、この3つが揃っていないと、ヒジ関節の役割で説明したように、生活動作をスムーズに行えなくなるということです。

ヒジと違って、股関節は体幹部分の関節で、下半身を胴体に繋げ、歩行はもちろん、上半身の重みも常に受け続けなければいけません。

1の痛みがなければ動かすこともしっかり安定させることもできますが、痛みがあると動かすのにも制限がかかり不安定になります。連鎖的に二足歩行の人間には負担が股関節以外の箇所に波及していくということです。

つまり、冒頭で説明した腰痛・肩首こり・膝痛・坐骨神経痛・股関節痛・分離すべり症・脊柱管狭窄症・頭痛・梨状筋症候群・上肢、下肢の疾患、、、、。様々な症状が出やすくなるということですね。

では、そうなると股関節の調整はもちろん、負担をかけない生活をしている方が当然良いということになります。
次に、本題の股関節に負担をかけない座り方にうつりますね。

股関節に負担をかけない座り方

デスクワーク編(ソファ、イスの方も参考にしてください)

この動画では、主にデスクワークでの股関節に負担をかけない座り方をお伝えしています。

デスクワークの方はもちろんですが、ご自宅でソファや椅子に座って生活される方も参考にしてください。

ポイントは3つ、
まず座面の高さを調整することです。

  1. 座面の高さを調整する
    座面の高さを調整できる油圧式の椅子であれば、レバーを引いて高さを設定します。
    高さは両足が地面にしっかりつく高さに合わせますが、この際膝の角度と股関節の角度が横から見てだいたい直角になるように合わせて見てください。
    膝の高さと股関節の高さが同じラインにくるイメージですね。そうすると股関節の負担が減ります。もし、小柄な方で椅子を一番下に下げても両足うらが地面につかない場合は、踏み台や雑誌でもなんでもいいので高さを出して足を置くようにしましょう。自宅の椅子やソファで座面の高さが変えられない場合もそうですね。ヨガブロックなど軽量のものでも構いません。
  2. 背もたれと背中の間にクッションを挟む
    次は、背もたれと背中のスペースにクッションを挟みましょう。
    クッションや座布団を丸めたものを用意して置くのがベストですが、ない場合は毛布、膝掛け、ダウンジャケットや大判のマフラーでも構いません。腰のあたりにかましてもたれましょう。できれば、分厚めのものが良いです。クッションが背骨を支えてくれるので、あるとないとでは、腰の負担はもちろん減ります。姿勢も維持しやすくなり、丸くなって股関節前面を圧迫してしまうことも減ります。
  3. 目線をおこす
    デスクワークの方であれば、モニターの高さを上げることで姿勢を保ちやすくし、丸まって股関節を圧迫するのを減らすことができます。高さをどれくらいにすればいいかというと、目線の高さにモニターの上端がくるのがベスト。ノートパソコンであれば、外付けのキーボードを用意してもらい、パソコンの下に空き箱や台、雑誌などを置いて高さを出しましょう。外付けキーボードは手元にくるので、操作に問題はなくなるはずです。

この3つを意識して座り方を確認して見てください。そうすると、股関節の負担が減ります。

注意してほしい座り方(股関節に負担がかかる座り方)

パソコン 姿勢

  • 横坐り(お姉さん座り)
    よくやってしまうのが、この横坐りです。床で座った際にやっていませんか?両足を右側に流す、もしくは左側に流す、それでもって手をついてバランスをとる。この座り方は股関節にかなり負担をかけます。股関節を捻ってしまってそこに上半身の体重がかかるので、これは絶対やめましょう。もちろん膝を捻られている状況でもありますので、膝を痛める原因にもなります。また、やって意識するとわかりますが、例えば右に両足を流して座ります。すると、骨盤から背骨はバランスをとって座らないといけないので自然と「C」のようなカーブを作ります。そうなると、頭は左に傾いてバランスをとる。ざっというと、背骨が曲げられてしまっている状態。この姿勢で何時間も毎日過ごすとどうでしょうか?首や肩こり、頭痛、背中や腰の痛み、股関節痛、膝痛、坐骨神経痛、、、などの症状がおきやすくなるのをイメージできるのではないでしょうか?たとえ短時間であったとしても、毎日数時間、年間365日×年数、、、となると長期に負担がかかり続け蓄積されると、、、、良くなさそうですよね。
  • 正座崩し(ぺっしゃんこ座り)
    正座崩しは、正座をした状態で両ふくらはぎが外側に流れて、お尻が床にストンと当たる座り方です。
    これも股関節が内側に強く捻れてしまいますし、股関節の負担が大きいです。もちろん膝も捻られていますから、長期にわたると膝の変形の可能性も高くなり、痛みを出しやすくなります。女性に良く見られますが、どうでしょうか?あなたはクセになっていませんか?もちろん正座で、座布団やクッションを敷いて生活する方が負担は減ります。
  • 足を組む
    もっともやっている方が多いのが、足を組んで座ることです。
    あなたも毎日やっていませんか?仕事中、自宅ソファ、車内、喫茶店で、、、
    これも股関節に負担が当然かかりますし、横坐りで説明したように、背骨が捻れて頭が傾いてバランスをとります。それによって、頭痛や肩首こり、背中や腰の痛み、坐骨神経痛、膝の痛み、むくみ、、などの症状を引き起こしやすくするのと同時に、症状をお持ちの方は改善を妨げている要因になっていることも多いです。実際にクライアントさんでもこれらの座り方を自然としてしまっている。クセになっている。その状況が数年、数十年と続いてきた結果、症状が出ているパターンは多いです。股関節などのカラダ調整をしても、普段の座り方を改善していかないと、良い方向にもって行きにくくなるのはなんとなくお分かりだと思います。
  • 三角座り
    体育座りとも言いますね、床に座って両膝を抱え込む座り方です。
    これも股関節に負担がかかりやすいです。膝が股関節よりもグッと上にありますので、角度がつきます。股関節前面が圧迫されやすいので、長時間の三角座りは避けましょう。もし、この座り方を床でする場合は、お尻の下にやはりクッションや座布団を使って高さを作りましょう。しっかりお尻を上げてあげることで、股関節の角度が変わるので、負担が減ります。

おわりに

パソコン 伸び

股関節に負担をかけない座り方についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

あなたの普段の座り方はどうでしょうか?座り方一つで症状が出やすくなるか、また症状を抱えているなら回復しやすくなるか。大きく変わってきます。

股関節痛はもちろん、腰痛・肩こり首こり・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・梨状筋症候群・頭痛・上肢、下肢の疾患、、。どんな症状にもカラダへの負担がなるべくかからないように生活することが非常に重要です。

この記事を通して、あなたの抱える疾患の改善スピードが上がるお役に立てれば嬉しいです。

川上健史郎

症状の改善について詳しくはこちら

新着記事

  • 整体師が教える正しいカラダケア「カラダゼミ」