四十肩と五十肩の違いは?原因や症状も対策も違うの?

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「あいたた…最近やたらと肩を動かすと痛い、、ひょっとして五十肩かな。。でもそういえば、友人が四十肩で困っているっていってたけど、四十肩と五十肩の違いってなに?原因や症状もちがうのかな?」そういった経緯で四十肩と五十肩の違いについて気になる方は非常に多いです。

肩が痛い=五十肩(四十肩)

この方程式は日本人にはすりこまれています。
それはTVや雑誌、CMなどで「五十肩」というワードをよく耳にしているからでしょう。

「肩痛いねんけど、先生俺って五十肩やんな?」

「私四十肩なんです、肩が痛くて腕があげにくくて」
という話をクライアントさんから何度話されたかわかりません。

「最近肩が凝るの通り越して、痛いわ〜。歳も歳やし四十肩かな?」
「いやあんた五十肩やで!」

こんなやりとりを喫茶店でコーヒーを飲んでいても良く耳にします。

そこで、この記事では四十肩と五十肩の違いについてと、その原因と症状について紹介していきます。
肩が痛ければ五十肩もしくは四十肩と言うわけではありません。むしろ違う方が圧倒的に多い。

不安になって調べてこの記事にたどり着いたあなたの不安解消にぜひ、お役立て下さい。

四十肩と五十肩の違いはあるの?

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同じもので、名称を変えているだけ

「四十肩と五十肩の違いってなんですか?」これは患者さんから本当によくある質問です。

症状が違うのか?
痛む場所がちがうのかな?
年齢によってなの?
といったように、よく聞くこのワードの違いっていったいなに?そう思いますよね。

結論からいうと、四十肩も五十肩も同じです。

症状・疾患名としては一緒ですが、四十代~五十代の方に多く発生する肩関節の炎症疾患ですから、
四十代の方には「四十肩ですね」とお伝えしますし、
五十代の方には「五十肩ですね」とお伝えしているだけです。

その方の年齢によって医師がつかいわけているんですね。その方の年齢にあわせた気遣いというだけです。

40歳の女性の方に「あなたは五十肩です」と言うと、言われた方はいい気はしないですよね。
そんなものです。

次は四十肩と五十肩の正式名称と、現代の医学での見解について紹介します。

正式名称は「肩関節周囲炎」または「凍結肩」

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ハッキリした原因はわかっていない

四十肩・五十肩の医学的正式名称は「肩関節周囲炎」(かたかんせつしゅういえん)もしくは「凍結肩」(とうけつがた)といいます。

「なんじゃそれ、聞いたことないよ!」という方の方が多いかもしれませんね。

字のごとく肩の関節周囲が炎症を起こしている状態です。凍結肩は症状をあらわしていますね、肩がかたまって思うように動かないことから凍結肩、フローズンショルダーなんて呼ぶこともあります。

四十代~六十代の方に多く発生するこの疾患ですが、現代の医学でも、なぜこのような疾患がおこるのかはハッキリとはわかっていない状況

五十肩の概論としては「肩関節周囲炎の退行性変化を基盤として明らかな原因なしに発症し、肩関節の痛みと運動障害を認める疾患群」とされています。

難しい言葉が並びますが、わかりやすくいうと肩関節が老化現象で正常状態ではなくなる(筋肉、骨・軟骨の変形など)ことでおこり、痛みと腕をあげれないなどの日常生活に支障をきたす状態になるということです。

「退行性変化」って「老化」といいかえれるのですが、老化ってコトバがあまり良ろしくないので使わないようにしているだけです。

次は代表的な四十肩・五十肩の症状について。

四十肩・五十肩はどんな症状がでるのか?

寒いわけでもないのに肩のこわばりが強い

・肩を動かすと痛む(バンザイ、洗濯物を干す際、服を着る際、つり革をもてないなど)

・手首や肘を捻るだけで肩が痛むことも

・横向きで肩を下にして寝れない、目が覚める。

・じっとしていても痛む(症状の初期段階)

といったところがよくある症状です。

肩が首より上にあがらない、、痛い。無理してあげようとすると、カラダが横に倒れるんですがあなたはどうでしょうか?上記の症状に当てはまるものがあると、四十肩・五十肩の可能性があります。

四十肩・五十肩はどこが原因でどうなっている状態なの?

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これは、右の肩関節を前から見た写真になります。肩関節の特徴としては、非常に不安定な関節であるということです。
脱臼(関節が外れる)といえば「肩」。そんなイメージはありませんか?

実際に脱臼が一番多いのは「肩」です。あとは顎が多いですね。
どっちも不安定な関節。

柔道やボクシングといった格闘技スポーツ、バスケットやラグビー、サッカーなどのコンタクトスポーツにも肩が脱臼することが多いので、経験された方や、友人が部活で肩を脱臼したなんてこと昔あったのではないでしょうか?

その不安定な肩の関節は「上腕骨」「鎖骨」「肩甲骨」この3つの骨で構成されています。

「上腕骨頭」と書かれている肩の関節の白い部分がありますが、これと受け皿になっている肩甲骨の白い部分で「肩甲上腕関節」という俗にいう肩関節が構成されているのですが、この関節は非常に浅い受け皿に骨頭がはまるようになっているので不安定なんです。そのため、360度通常肩はいろんな方向に動かせています。

その関節を不安定ながら、動かせるように支えているのが骨と骨を繋ぐ強靭なゴムのような「靭帯」、肩の筋肉群である「腱板」、関節を包んでいる組織である「関節包」になります。

 

肩関節

肩関節を支えて、動かしやすいようにしてくれている代表的なこの「靭帯」「腱板」「関節包」のいずれかが損傷されてしまう、老化で弱ってしまうことでバランスが崩れてしまい痛みがでてしまうようになるということですね。

その靭帯、腱板、関節包が加齢によって弱ることで、バランスが崩れて肩関節周囲が炎症をおこしやすくなり、その結果痛みで動かしにくくなり、動かさないため血流も低下してどんどん肩関節の炎症がすすみ、いわゆる四十肩・五十肩の状態になるといわれています。

四十肩・五十肩は発症からどのように治っていくの?

五十肩は症状があらわれてから3つの段階に分けられ、その過程をたどり、回復していくといわれています。

四十肩・五十肩発症

第一段階…急性期約2~3週間

症状は痛みが強く、腕を上げれない。腫れや熱感があることが多い。

じっとしていてもうずいたり、夜中うずいて寝れないことも。

第二段階…約半年の慢性期

初期ほどの急激な痛みが続くわけではないが、可動域制限が強く、服をきにくい、うでを上げる動作をすると痛むといった症状が続く。

第三段階…回復期といわれる

症状もやわらぎ、すこしずつ肩の動きが良くなる。痛みも軽減する。すっきりと楽になる状況に至るかは個人差がある。データでは7年後でも半数の患者さんになんらかの痛みや可動域制限が存在しているというものもあります。

 

そのためこの回復期になり症状が気にならなくなるには様々な要因がかかわります。

それは、「適切な治療をうけていくこと」と「生活習慣」がカギ。

 

ただ、安静にしていても良くなる例はありますが、上述したように7年後半数の方がなにかしら症状が残ります。そうなるとつらいのはあなた。

そうならないように、かかりつけの病院・治療院で施術やリハビリ、指導された運動などをきちっとこなしていくことが大事です。

また、生活習慣もそうです。睡眠×食事×運動。基礎的なこの生活習慣が乱れていることで回復力は下がります。そこを見直し、修正改善していくことが非常に回復力を高めることになるので、ぜひ知っておいてください。

施術に関してはここでは割愛しますが、ご自身でできる対策を載せておきますので参考にしてみて下さい。

今すぐやれる。自分でできる対策とは?

「四十肩と五十肩の対策は何をしたら良いですか??」と良く聞かれます。

が、結論を一言で言うと自分でできる対策としては

「生活習慣の改善」

シンプルすぎますが、これです。

目的は一つ。「血流を良くすることで細胞組織を修復するため」
このため、ただそれだけ。

「じゃあ生活習慣の何からしたらいいの?」そう思われたでしょう。良くクライアントさんからも聞かれます。

生活習慣といっても、色々ありますが、基本的には3つ。

「食事」「睡眠」「運動(カラダの使い方)」です。

では、まず食事から行きますね。

「食事」

食事は実は回復に大きなカギとなります。細かく書くとものすごく長くなりすぎるので、気をつけて欲しいものを羅列しますね。

腹八分、お腹が空いてなかったら食べなくて良い。

水分補給は基本「お水」

砂糖(甘いもの)、アルコールをグッと減らす。

ミネラル、発酵食品、タンパク質を中心に

この4つをメインにして下さい。
腹八分は有名ですね、満腹にする。「あー動けない」ってまで食べないだけで良いです。消化のために内臓が疲労しますし、消化のために大事な血液が肩関節ではなく内臓に集まります。

同様に、1日3食、そしておやつ。→必要ありません。

腹部

バリバリ動き回って体力を使いまくるお仕事なら別ですが、「時間が来たから」と食べていませんか?
お腹が空いていなければ食べなくても良いです。カラダは内臓は求めていません。お腹が鳴ったり本当に空いているなら食べましょう。理由は腹八分同様。

水分補給はどうしていますか?
いつも冷蔵庫に入れてるペットボトルに入ったジュースを、何気なく飲んでいませんか?また、スティックシュガーたっぷりの甘いコーヒーや紅茶を飲んでいませんか?自販機で選んでいませんか?アルコールをグイグイ飲んでいませんか?

これはまずいです、純粋な水に変えましょう。お茶よりも水です。
砂糖が入ると、とにかく血流が悪くなります。肩の関節の血流が低下して痛みが出やすくなります。

逆にとったほうがいいものは、発酵食品、ミネラル、タンパク質です。
肉魚卵、積極的にとっても大丈夫です。
みそ、梅干し、漬物、キムチ、納豆、海藻類はもちろん積極的に取りましょう。

これらは、ざっと言うと血流を良くするものです。

食事についてはこの辺りで。どうでしょうか?一度振り返ってみて、修正して取り組めることは今すぐやってみて下さい。

次は睡眠。

「睡眠」

睡眠はカラダを回復するのに、何よりも大切。

よこよこね

当然、睡眠時間を確保する、寝る前にスマホやPCで覚醒させないなどは有名ですが、これだけまずは知っておいて下さい。
「寝返り」を打てる環境を確保する。

これだけです。寝返りはカラダの血流を良くするのにすごく大事。
寝相が良いよりは実は、寝相がわるいほうがいいです。

寝返りを打つためには、
寝る際の横幅をとる
枕がある程度硬さがあるものを使う
マットレスが沈みすぎないものを使う

この3つが大事です。
早速、環境を整えてみて下さい。寝返りを打てないと、血流が低下するので肩関節の改善が遅れます。

「運動」

運動については、原則があります。それは、、

「痛いのを我慢して体操をしない」
これです。

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「痛いのを頑張ってやらなあかんのちゃうの?」と良く聞かれます。

そういうイメージはありますよね。無理して頑張って病院や整骨院で教えてもらった体操を「頑張らないとあかん」と。

頑張らなくていいです。大事なのは、「痛みを感じる手前まで動かす」こと。
痛みを我慢してやると炎症を促すだけです。

痛みのない範囲で教わった体操なり、腕を振って歩くなりすることが大事。

案外、ここを間違えて頑張りすぎて逆に炎症を起こし続けて、回復が遅れ続けている方が少なくありません。

これだけは注意しておいて下さいね。

動画で解説しています。
音声が出るので、音量と環境にご注意ください。

おわりに

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四十肩と五十肩の違いについてと、その原因と症状について紹介してきましたがいかがでしたか?

四十肩と五十肩は同じものです。知っておいてほしいことは、五十肩・四十肩の違いよりも、間違った対処をしないことです。

まずは、整形外科でみてもらうと良いでしょう。その後、治療方針や計画についてしっかり教えてもらうようにしてくださいね。当院でも四十肩・五十肩の方はたくさん来院されますが、最後にお伝えしたように生活習慣を意識してもらうことでちゃんと改善されて日常生活がスムーズにできるようになっていきます。

肩の症状はつらいですが、どういうものでどう治っていくかということ、そして、自分で今すぐやれる対策はぜひ実行して改善のお役に立ててもらえれば嬉しく思います。

[大阪市本町のバキバキしないで身体を変える整体院]Rinato鍼灸整骨院 川上健史郎

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