顎関節症の症状とは?
「顎関節症」って、あなたは聞いたことがありますか?
顎関節症とは名前の通り顎の関節の症状のことをいいますが、具体的には、
- 口を開閉できない、またはしにくい
- 口を開閉するときに痛みを伴う
- 口を開閉するときに音がなる
などといった症状のことです。
口を開け閉めしたときに症状を感じることが多いので、お食事をしているとき、お話をするとき、あくびをしたときに開けづらさや痛み、音を感じる事が多く、原因は生活習慣やストレスと言われています。若い女性に大変多いと言われていますが、あなたは大丈夫ですか?
なぜ顎関節症と身体のだるさが一緒に起こるの?
さて、上記のように口を開け閉めしたときに出る顎関節症の症状ですが、「顎関節症の症状が出た時期に一緒に体のだるさがおこるようになった」「顎関節症になってから肩こりがひどくなった」「元々首や肩のこりがあるが、ひどくなってきたら顎の痛みやめまい、頭痛が起こるようになってきた」と、一緒に体のだるさや肩こり、頭痛、めまいなどが起こる方が非常に多いです。さて、身体のだるさと肩こり、一緒に起こるのは何故でしょうか?
顎関節症と身体のだるさ、関係性は?
一見関係ないように思える顎関節症とだるさ。
実は同じ原因から来ていることが多いです。
特に多いのが頸椎(首の骨)の異常からくる循環不全、あとひとつは自律神経の乱れです。
今回は自律神経の乱れというのを詳しくお話していきます。
自律神経ってなに?顎関節症との関係性
自律神経とは
自律神経とは、大まかに言うと「リラックス時」と「興奮時」に働く神経です。これは例えばおしっこを我慢するなどという事から、汗の調整まで、様々なことをしています。内臓も支配しているので、ストレスを多く感じると胃が痛くなったりするのも自律神経の関係です。「自律神経失調症」というのを聞いたことがあると思いますが、これはリラックスと興奮のバランスが極端にどちらかに偏ってしまうことをいいます。そうなると肩こりや頭痛、めまい、身体のだるさ、腰痛など、様々な症状を引き起こします。極端ではなくても、このバランスがちゃんと取れている人の方が少ないくらい、実際はほとんどの人が自律神経の乱れがあるとも言われています。
自律神経と顎関節症の関係性
では、自律神経と顎関節症はなんで関係あるのでしょうか?自律神経がなんらかの影響で興奮時にはたらいたとき、血管がきゅっと縮んでしまいます。そうなるとどうなるか想像できますよね?そうです、身体中の血液の流れが悪くなっていくんです。それが影響して、上記のような肩こりや頭痛、めまい、身体のだるさ、腰痛などの症状があらわれるんですね。そして自律神経の中心(中枢)は頭と首の近くにあります。自律神経が乱れるとその頭の近くの骨どうしの動きが硬くなってきます。それが顎関節症を引き起こす原因になります。なので顎関節症と肩こりやだるさが一緒にでることが多いです、
このように自律神経のみだれが原因で顎関節症や身体のだるさ、痛さが起こるのです。
自律神経が乱れる原因
自律神経が乱れる原因としては
- ストレス
- 環境
- 睡眠不足
- 食生活の悪さ
- 気温、気圧
- 考え方
などが挙げられます。あなたは心当たりはないですか?
まとめ
今のご時世、身体面、精神面、環境面で非常にストレスを受けやすく、自律神経の乱れが起こりやすくなっています。そのためにタイトルのように「顎関節や身体のだるさ」を感じる人が多いです。しかし、ストレスを感じると必ず症状が出るわけではありません。ですので、諦めないでくださいね!まずはご自分でできる食生活の改善や睡眠時間の確保(7~8時間が目安です)から始めてみてはいかがでしょうか?