手の小指側がしびれる原因は?「ギヨン管症候群」について

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最近手の小指や薬指がしびれる。でも、思い当たることは考えても考えてもでてこない。「手を強く打った覚えもないし…」と、原因が思い当たらないのに手の小指や薬指にしびれがあると不安になりますよね。

まぁそのうち治るだろうと、とりあえず安静にしてシップを貼ったり、温めたり、マッサージしてみたり、市販の薬を飲んだりしても中々しびれがとれない…そうなるといい加減、根本的な原因はなんだろう?と知りたくなると思います。

この記事では今から、「手の小指や薬指がしびれる原因の代表例の一つギヨン管症候群(ぎよんかんしょうこうぐん)」と「その対処方法について」この2つを紹介します。手の小指や薬指のしびれはある神経の問題なので、一日も早く原因を理解して対処し、改善するための参考にしてください。

手の小指や薬指がしびれる原因はさまざま

手の小指や薬指がしびれる原因は大きくわけて3つ

  1. 肘部管症候群
  2. ギヨン管症候群(尺骨管症候群とも言います。)
  3. 下部頚椎神経の問題(ヘルニアや胸郭出口症候群、頚椎症など)

大きくわけるとこの3つになります。聞いたことのないような言葉ばかりですよね?

この3つを診断するにはもちろん医療機関でみてもらうことで確定しますが、自分でも判別できる方法があります。それは、「小指と薬指がどの範囲でしびれているか」によるんですね。次にその範囲の違いを紹介します。

しびれる範囲で原因を判別する

1.肘部管症候群

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肘部管症候群の場合、上記の写真のような範囲にしびれや感覚異常がみられます。範囲が指先から手首を越えた部分の少し広く障害がでます。また、手の平側だけでなく手の甲側の小指や薬指も障害がでるのが特徴ですね。

2.ギヨン管症候群

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ギヨン管症候群の場合は、肘部管症候群と違う点が2点。1つが手首よりも指先側しか障害がでないということ。もう1つが手の甲側の小指や薬指には障害がでないこと。この2つの点になります。範囲はこの3つで一番狭いですね。

3.下部頚椎神経の問題(ヘルニアや胸郭出口症候群、頚椎症など)

下部頚椎神経の問題の場合は、指先から肘付近までしびれや感覚異常がみられます。範囲としては一番広くでます。

この3つはしびれる範囲でまずある程度判別できます。

それでは、すべて紹介すると長くなるので、この記事では「2.ギヨン管症候群」について紹介しますね。

ギヨン管症候群

 

IMG_1571この写真は右手の平をみた写真です。

尺骨神経が肘側からスーッと伸びてくるのですが、写真に黒丸々で記した「豆状骨」と「有鈎骨」という手首の小さな骨の間を通って小指や薬指に伸びて行きます。この小さな骨2つの間をギオン管と呼び、この部分で尺骨神経を圧迫、牽引(引っ張られる)されると小指や薬指がしびれるんですね。

また、親指側にも枝分かれした神経が伸びてますが、親指側はしびれることはなく筋肉が萎縮(細くなる)するんです。なぜかというと、親指側に枝分かれした神経は感覚神経(知覚)はなく運動神経(筋を動かす)だからなんですね。

どんな症状がでるの?

程度にもよりますが、代表的な例が…

  • 小指、薬指(小指側)のしびれ ※ギオン管よりも指方向にしびれを感じる。手首には感じないのが「1.肘部管症候群」との違いになります。
  • 小指と薬指をピタッとくっつけれない
  • ペンや箸をうまく使えない
  • 手の筋肉が健側(良いほうの手)にくらべて、細くなっている
  • 小指を触ると健側と比べて、触られている感覚を感じにくい

などが代表的な症状になります。

検査方法

①これで症状が悪化すれば、ギオン管症候群

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写真の手首の付近に黒丸がありますよね?そこが尺骨神経の通るギオン管の場所になるのですが、この「ギオン管」をトントンと指先で叩いてみてください。ボコッと出っ張っている骨の際なので、その場所を叩いて神経を刺激すると小指と薬指の範囲のしびれや違和感が強くなります。

これで小指側のしびれが増長したりするようなら、「ギオン管症候群」でほぼ間違いありませんのでチェックしてみてください。

②紙一枚でできるチェック方法

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写真のように、親指と人差し指で紙を挟み、両手で紙を引っ張りあってください。

そうすると患側(症状のある手)の親指が神経の伝達がうまくいかないため力が入らないため少し曲がります。健側の方はピタッと紙を挟め力が入るため、スッと健側側に紙が抜けるんですね。このチェックをしてみて結果を確認するのも簡単ですので、やってみるといいと思います。

そもそもギオン管症候群になってしまった原因は?

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ほとんどが生活習慣によるもの

この疾患でお悩みの患者さんは実はとても多いです。当然人により原因は様々ですが、どのような原因が多いか紹介します。

  • デスクワークでキーボードを打つときギオン部管を圧迫している人
  • 頬杖をつくクセがある人
  • 手首の変形や骨折、脱臼、など外傷暦がある人
  • ガングリオン(脂肪の塊)がギオン管部にできたことによるもの
  • ロードバイクに乗る人、自転車に長時間乗りギオン管部に体重をかけている人など

などなど、ギオン管の圧迫や牽引(引っ張られる)ような生活習慣によるものが多いです。

自分で出来る対処方法

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自分で出来る対処方法はもちろんあります。

まずは、生活習慣を見直してギオン管に負担をかけていないのかチェックしましょう。

キーボードで圧迫する習慣があれば、クッションを手首に引いたり、体勢を変えたりして負担を減らしましょう。最近ロードバイクが流行っていて、通勤も自転車の人が増えましたのでそういう方は体重を手首にかけすぎないようにしたり、自転車グローブでもパッドが厚いものを使用すると楽になります。

仕事やスポーツによる影響が考えられる方は酷使しないように出来る人はそうしてもらうと良いですが、中々そういうわけにはいかないと思います。早めに医療機関を受診して、使いながら治療して治すのか、一時的に休んで治すために集中するのかみてもらうことをオススメします。

病院での治療では

病院では、検査(整形外科テスト、画像診断)などを用いて診断をつけます。その後、進行具合により、投薬や生活指導、リハビリ、注射、手術など治療の方針が変わってきます。診断を受けてどうすることがベストか相談すると良いでしょう。

Rinato鍼灸整体院では

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当院でも「ギオン管症候群」に対応しています。ほとんどの方は病院で診断を受け、治療をすすめたが改善が見られなかった方、手術をすすめられたけどなんとか避けたいから他の手立てを探している方が来られます。

病院で治療を受けて改善が見られなかった方は、患部以外にも原因がある。改善を妨げている要因が他にあることがほとんどです。手首や肘、肩の関節の問題であったり、内蔵機能の低下、循環の低下、自律神経の問題など、さまざまな機能の低下があることが回復しないこともあるんですね。

患者さんの問題点を引き出し、解消していくように計画を立てて治療を行って行きますのでご安心ください。

また、遠くて通えないよ…という方は、全国の信頼できる治療院を紹介できますのでメールかお電話にてご相談くださいね。

おわりに

「手の小指や薬指がしびれる原因の代表例の一つギオン管症候群(ぎおんかんしょうこうぐん)」と「その対処方法について」この2つを紹介してきましたがいかがでしたか?

初期段階なら、自分で出来る対処方法にて改善が見込めますが、手の筋肉が萎縮(細くなる)していたり、力が入らないような状況だとすぐに医療機関を受診してください。早めに処置することが今後の回復スピードに関わります。

あなたの小指や薬指のしびれが改善するために、参考になれば嬉しいです。

[大阪市本町のバキバキしないで身体を変える整体院]Rinato鍼灸整体院 川上健史郎

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